これは老化のサイン!

誤嘸を予防する

食事中によくむせる

食事中によくむせることがある。

 

これは病気ではなく老化に伴う現象です。

 

加齢とともに嘸下機能も変化するのです。ただし、高齢者ではこうした身近な変化がもとで誤嘸を招き、重篤な肺炎にかかることがあります。

 

誤嘸を予防する方法の一つとして、
「顔を軽く下に向け、顎を引いて飲み込む」ことはやってみる価値があります。

 

慣れるまでは奇異に感じられるかもしれませんが、これを習慣化できるとかなりリスクは小さくできます。飲食物が食道に運ばれる際に、喉頭蓋がスムーズに閉じやすくなるからです。

 

また、食べ物は皿の上であらかじめ小さく切っておく。□に入れたらよく噛む、なども危険を回避することになります。

 

さらに、今はまだ大丈夫でも、将来誤嘸をしてしまう可能性を考えて、今のうちから口腔ケアをしっかりとして、歯周病があれば治療を受けておくことです。

 

誤嘸で歯周病菌が肺に侵入すると、肺炎を引き起こすこともあります。

 

少しでも口腔内の悪玉細菌を減らすためには、舌ブラシも定期的に使って、舌苔を掃除し、清潔な状態に保ちましょう。

 

特に糖尿病を持っている方は口腔ケアが血糖値の安定にも大きく役立ちますから、念入りに取り組んでください。

 

ここまでの説明が指しているのが医学的にいうと顕性誤嘸。

 

むせていることを本人が自覚している状態です。

 

 

これ以上に問題なのは、まったくむせることなく、物がストンと気道に落ちてしまう不顕性誤嘸です。

 

その場合は肺炎を起こす可能性が大です。実は肺炎で入院する高齢者に非常に多く見られます。

 

老化が進み、嘸下反射機能も衰えてくると、むせることさえ影を潜めますから、誤嘸をしたことに本人は気づかないのでしょう。

 

唾液に含まれる口腔内の常在菌の誤嘸さえ高齢者の肺炎につながることはしばしばあります。

 

むせているうちに、誤嘸を予防する方法などを覚えてしまいましょう。


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