食べ過ぎなければOKです
甘いものばかり食べたくなった
年をとると新しい味覚には、なかなかチャレンジしなくなるものです。
高齢者は人生経験が豊富だから、その年までに、もうさまざまな味わいに出合っていて、自分を満たしてくれる選択肢はもう十分に持っているために、その中で好きなものに執着してしまう可能性はあります。
人の味覚の嗜好は案外保守的なものかもしれません。
今までにまったく出合ったことのないような味わいに出合うと、判断は難しくなります。
だから、子どものころから好きで、安心できる甘いものを好むのかもしれません。
老化に伴い味董が減っても、甘いものへの嗜好は晩年まで残るようです。
また、高血圧をはじめ、動脈硬化系疾患のリスクを押し上げる食習慣の一つは塩とアブラの同時摂取です。
つまり、しょっぱく脂っぽいものを好む人がハイリスクグループに入るわけです。そして、こういう食べ物によく合うのがアルコールです。
アルコールの習慣的摂取過多もまた高血圧の一因です。
こうした食習慣に比べれば、甘いものを好む習慣はまだ安全性が高い、とは残念ながら言い切れません。
甘いものに溺れて、糖尿病になってしまったり、もう糖尿病になっている方が病状を悪化させては元も子もありません。
どんなものも食べ過ぎたら毒です。