これは老化のサイン!

苦痛ならば医者に

夜、トイレに起きる

夜、トイレに起きる

 

多くの人は夜間、一度や二度は床を抜け出て、トイレに通います。

 

排尿後、すぐに眠れて、翌朝すっきりした目覚めがあれば構いませんが、このような中断があると睡眠の質は低下しがちです。

 

合計すれば7〜8時間を眠れていたとしても、充足感がなければ問題です。一方、夜間頻尿の原因が夜間覚醒であることも多いのです。

 

頻尿の定義は難しいものです。

 

人がトイレに行く回数は起きている間は5〜7回、就寝後は0回が正常だとする統計があります。

 

夜間に何度もトイレに通うようであれば、それは頻尿(夜同頻尿)といえるでしょう。

 

また、起床時に充足感がなければ、たった一回でも夜開頻尿です。

 

本人がそのことで苦しんでいるなら、回数に関係なく頻尿といえるでしょう。

 

なぜ、このような変化が起きるのでしょうか? 

 

加齢に伴い膀胱や尿道の筋肉は徐々に伸縮性に乏しい線維質に置き換わっていきます。

 

末梢神経の萎縮も進むため、膀胱の容積は小さくなり、その調節もうまくいかなくなっていきます。

 

排尿を調節するホルモンに対する反応性も悪くなるため、水を飲んだ後などの排尿時に一回では出しきれず、残尿感を抱える人も増えてきます。

 

こうした不便、不快を少しでも軽減するには、骨盤底筋運動などにとコツコツ取り組むのが一つのアプローチでしょう。

 

また、尿意が来ても、すぐにはトイレに行かず、ぎりぎりまでの我慢を繰り返して、少しずつ膀胱の容積を取り戻すという訓練法が有効な場合もあります。

 

起きている時間帯なら、トイレに行くだけの話です。しかし、睡眠の中断は生活の質を著しく低下させます。たかが頻尿ではないと思います。

 

また、寒い時期の夜中に温かな布団を抜け出て、寒い廊下やトイレに向かうことは、高齢者の循環器には大きな負担になりかねません。

 

冷たい床に素足で触れただけでも血圧は急上昇する可能性があります。

 

こんなことで体調を崩さないためにも、頻尿の改善には心して取り組んでいくべきでしょう。


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