これは老化のサイン!

奥歯まできちんとした証拠

歯磨きをするときに、えずきが増えた

歯磨き時に、えずきが増えたのは

 

何かが喉につっかえるのは、医学的には嘸下障害といいます。

 

食物を口に運び、噛み砕き、気管の入り口(喉頭蓋)を閉じて食道へと流し込む、この一連の動作を意識せず、反射で行えているからこそ、歯ブラシの刺激に反応しているのです。

 

えずく(吐く、の意)のが増えたのは、歯磨きを奥歯まできちんとするようになった証拠かもしれません。

 

高齢者が命を落とす非常に大きな原因の一つが肺炎です。その引き金が誤嘸です。

 

これは本来、食道を通って胃へと運ばれるべきだったものが気管に行ってしまい、肺に入っだ結果の肺炎です。

 

物を飲み込む際に無意識に気管の入り口を閉じられれば大大丈夫ですが、加齢とともにこの反射が鈍くなると誤嚥が起きやすくなります。

 

また、のどの奥深くには梨状窩(りじょうか)と呼ばれる窪みがあります。

 

飲み込んだつもりが、食物がここにたまったまま食事を終え、そのままそのことに気づかずに横になり、気管に流れ込むというケースです。

 

また、食物以外に唾液を誤嘸していることもあります。就寝中に喉頭蓋の反射が鈍くなれば、これは大いに起こりえます。

 

高齢者に頻繁に見受けられる歯周病があれば、食物や唾液の中に歯周病菌が混入します。

 

歯周病がなくても、また、どんなに歯磨きを熱心に励行しても口腔内にはバイオフィルム(細菌が産生する有機物。菌膜ともいう)と呼ばれるネバネバ物質が残ります。

 

こうしたものが肺に侵入することで肺炎を悪化させていることは大いに考えられます。

 

そこで、歯磨きだけでなく舌磨きもするといいでしょう。

 

舌磨き専用の平べったい舌ブラシはドラッグストアで購入できます。

 

そして、日々の歯磨きの際は歯だけでなく、歯間を歯間ブラシやデンタルフロスできっちり掃除してください。

 

近年、アメリカでは「フロスか死か!」とまで言います。歯周病はそれぐらい怖い病気だからです。

 

当然ですが、歯と歯茎の境目にある歯周ポケットにもブラシの毛先を当てて、丁寧に掻き出してください。

 

最近は毛先を工夫した歯ブラシが店頭にたくさん並んでいます。

 

好みのものに出会えると、日々の口腔ケアは楽しくなります。


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