これは老化のサイン!

使えば使うほど調子はよくなるが

新しいものごとが覚えられない

新しいことが覚えられない!

 

これだけでは病院に行く必要はありません。

 

ただし、周囲から話しかけられても返事らしい返事もできず、無気力、不活発でうつ状態のように見えるときは別です。

 

もちろん、心療内科でカウンセリングを受けるのもお勤めです。

 

また、こうした悩みを訴えてくる男性の中には、男性ホルモンの分泌量が低下していて、このために鬱状態のようになる人がいます。

 

こういう男性にはホルモン補充療法が有効な場合があります。

 

女性の場合も女性ホルモンが関連してきます。

 

閉経後は女性ホルモンが枯渇、または枯渇気味になるので、その影響から始まるうつ病もあるからです。

 

こうした時期の女性には期間限定的にホルモン補充療法が推奨できます。

 

これで更年期を比較的に楽に乗り越えられるかもしれません。

 

また、新しいものごとを覚えられないといっても、何でもかんでも覚えられないのではなく、例えば、このアイドルの名前は一回で覚えたのに、別のアイドルは顔を見るたびに、「何という名前だっけ?」ということがあります。

 

その一方で、子どものころの出来事は細部まで妙に鮮明に覚えていたりもします。

 

といっても、遠い昔のことならば、何でも覚えているわけではなく、本人にとって印象深かった出来事で、それについて思い出したり、語るのが喜びであることに限られがちなものですが……。

 

一般的に、そういった遠い昔の出来事は大脳皮質に長期記憶としてしっかり定着されています。

 

でも、最近見かけたアイドルの名前は、脳の中の海馬という場所に短期記憶としておさめられます。

 

この短期記憶を忘れないよう脳に刷り込むためには、意識して何回も思い出す必要があります。

 

何回も思い出すうちに、その名前はやがて長期記憶として大脳皮質に刻み込まれるといわれています。

 

明らかに覚えにくい人がいるならば、その人を思い出すことを無意識に避けているのかもしれません。

 

でも、名前が出てこないということは、覚えたはずだということを覚えてはいます。

 

それはその時点では病気ではありません。

 

とはいえ、周囲の人がその様子を心配するようなら、あるいは社会生活に支障が出るようなら注意と受診が必要になると思います。

 

中高年に増えてくる現象ですが、厳密には20代以降はあってもおかしくない変化です。

 

その時点で脳の神経細胞、ニューロンは何十万個という単位で毎日減っていますから。でも、ニューロンを日々使っているか、いないかで、減ったことによるダメージは異なります。

 

対策としては先に挙げた認知症の予防に役立つ計算がいいでしょう。

 

有名なゲームの『数独』ならネットでも手軽に楽しめます。

 

暗算、音読、運動もいいです。運動をするときは自分の体を意識しながら行ってください。

 

体を動かすときに脳は手足に指令を出しますが、手足が動けば体からの刺激が脳への信号になります。

 

脳が生き生きと活動し始めれば、体はそこに優先的に血液を届けようとしますから、活性化し、強化されていきます。

 

脳も筋肉も同じで、使えば使うほど調子はよくなるのです。

 

これは年をとっても変わらないことです。


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