トマトは飽きが来ない心強い味方

飽きが来ないトマトは心強い味方

世界中で一番多くの人がつくっている料理は、ラタトウュだといわれています。

 

南仏のプロバンス地方の郷土料理ですが、アフリカでも、南米でもつくられるようになった、現在では何億人もの人がつくる料理になっていました。

 

この料理がそこまで広まったのは、簡単につくれて美味しいからでしょう。そして、食べて栄養的に満足感があるからだと思います。

 

なす、ズッキーニ、玉ねぎ、にんにく、じゃがいも、黄・赤ピーマン、トマトが入る野菜シチューですが、欠かせない材料はトマトです。

 

オリーブ油を加えるだけで、水を加えずに野菜の水分だけで蒸し煮にするのがこの料理をおいしくつくる秘訣なので、汁を多く出すトマトが不可欠なのです。

 

量もトマトを多く使います。
こういう料理を食べている人は、当然トマトを多く摂ることになりますが、それが体によいことが最近になって科学的に証明されてきました。

 

トマトの栄養学的な特徴は、カロテノイドのリコペンを全食品中でもっとも多く含んでいることですが、現在までに世界で行われた7つの研究のうち5つが、トマトを多く摂る食事は前立腺ガンの発病を低率に抑えることを示しています。

 

そして、進行した前立腺ガンに対しても、リコペンの抗腫瘍作用が明らかにされています。

 

それは、リコペンが前立腺ガンの治療にも役立つ可能性を示唆しています。
サプリメントでリコペンを補った研究が複数行われていますが、リコペンは前立腺ガンの腫瘍の成長のスピードを遅らせ、また腫瘍を縮小させています。

 

そうした研究で投与されているリコペンの量は一日10〜30mgですが、生のトマト100g中に含まらているリコペンの量は3mg。

 

ラタトウュのような料理では、一人がトマト1個以上を食べることになりますから、10mgは十分に摂れるわけです。

 

これだけトマトに威力があるのならば、威力を遺憾なく発揮させる料理が他にもあってよいと思われますが、実際にあって、これもやはり非常に多くの人がつくる料理になっています。ナポリタンの名で知られるナポリ料理、トマト・ソースのスパゲッティがそれです。

 

この料理の主材料は玉ねぎとトマトですが、伝統的なレシピでは玉ねぎ1個に対してトマトが何と1キロgも使われます。

 

それが黄金比で、レシピ通りにつくったものが最もおいしく、何度食べても飽きることがありません。

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