豆乳が過酸化脂質の発生を抑える

豆乳が過酸化脂質の発生を抑える

揚げ物料理を減らしても、揚げる過程のある加工食品が出回っていますから、多くの人が気づかずに過酸化脂質を口にしています。

 

過酸化脂質を多く含んでいる食品を挙げますと、かりん糖、インスタントラーメン、各種の半調理品などですが、揚げ物や、そうした食品を食べますと、3%くらいが体内に吸収されます。

 

それは動物実験の結果から確かめられている数値で、食品に含まれている量のわずか3%に過ぎませんが、体にとっては一挙に多量の過酸化脂質がなだれ込んでくるという事態となります。

 

体内でも過酸化脂質は生まれますが、一度に多量に生成されることはありませんので、それを無害化するために配備されている抗酸化物質のネットワークは非常事態に陥るのです。

 

そこで抗酸化物質が不足すれば、傷つく細胞が多く出てきますし、不足しなくても抗酸化物質が多く消費されますので、体の抗酸化物質のネットワークは弱体化します。

 

ですから、毎日のように揚げ物を食べて非常事態を繰り返している人は、抗酸化物質を補わない限り抗酸化物質のネットワークが破綻し、傷つく細胞の数は増え続けることになります。

 

それはガンをはじめ、さまざなな病気の発症につながっていきます。

 

空気を送り込みながら160度で40分間、植物油を加熱しますと、油の中の過酸化脂質の量は6倍に跳ね上がります。

 

しかし、大豆サポニンを植物油に加えて同じ条件の加熱を行いますと、過酸化脂質はほとんど増加しません。つまり、大豆サポニンが過酸化脂質の発生を抑えるのです。

 

サポニンは、動植物中に含まれる泡のたつ性質をもった物質の総称ですが、一般に血球を溶かす溶血作用があるため、有害な成分とされてきました。

 

ただ一つだけ溶血作用のないサポニンが知られていて、重要な生薬として使われてきました。高麗人参です。

 

1970年代に入って、大豆に含まれるサポニンと、小豆に含まれているサポニンには溶血作用がなく無害であることが確認されますが、大豆サポニンは近畿大の研究者によって過酸化脂質の発生を抑止することが明らかにされました。

 

つづいて、体内の過酸化脂質を大豆サポニンが分解し、無害化することも明らかにされます。

 

過酸化脂質の害が憂慮されている現代人の食生活にとって、それは大きな発見で、大豆サポニンは過酸化脂質の合成を抑制して、分解を促進し、過酸化脂質を体から出していく方向に作用するのです。

 

食事によって取り込まれる過酸化脂質の量は個人差が大きいので、揚げ物をいつも食べている人には通用しませんが、たまに食べるような人の過酸化脂質と体内で生成される過酸化脂質を無害化する大豆サポニンの量として、研究者が示したのは1日50mgから100mgでした。

 

大豆サポニンを最も多く含んでいる大豆食品は豆乳で、豆乳100gにはそれをぎりぎりクリアーする約50mgの大豆サポニンが含まれています。

 

ですから、揚げるものを食べるときは豆乳を飲んでいたいのですが、大豆サポニンがそれだけの量含まれているのは、本物の豆乳100%の製品だけなので、購入の際に注意する必要があります。

 

JAS「豆乳」は豆乳100%ですが、JAS「調整豆乳」は植物油やカルシウムなどが添加された豆乳です。

 

JAS「豆乳飲料」は牛乳やジュース、コーヒーなどが加わっていますから、成分は大きく変わっています。


 

だから、歩くのがいいあなたの知らない健康茶ビタミン・ミネラル便利事典ドローンの時代