なぜ日本人はアメリカ人より健康なのか 

なぜ日本人はアメリカ人より健康なのか

飽和脂肪は、炭素の二重結合がない飽和脂肪酸を高率に含んでいる脂肪で、室温では個体状をなしています。

 

バターやラードを見ても、肉の脂肪部分を見てもそれはよく分かりますが、脂肪酸の種類によって融点は異なっています。

 

しかも、融点が32℃以下の脂肪酸よりも、44℃以上の脂肪酸の方が多いために、肉の飽和脂肪は人間の体温下では溶けずに、大部分が個体状のままです。

 

こういう脂肪が摂取されるとどうなるかといいますと、水でできている血液に取り込むために、体は微小な粒にしなくてはなりません。

 

つまり、乳化しなくてはならないのですが、それでうまく循環するかというと、脂肪の粒は粘着性が高いので、赤血球同士をくっつき合わせて団子状態にしてしまうことがあります。

 

それでは小さな血管は通れないので、末梢循環が悪くなります。

 

つまり、肉の脂肪を頻繁にかつ多量に摂取すると、末梢循環の悪化が慢性化するだけでなく、血液の粘度が高まって動脈硬化が進み、コレステロール値は高くなるのです。

 

健康な人では脂肪の見られない組織や臓器にも脂肪がたまってメタボリックシンドロームも進みます。

 

では、われわれの体はまったく飽和脂肪を受け付けることができないのでしょうか?

 

それとも、許容量のようなものがあって、これくらいの量ならトラブルが起きないという線が示せるのでしょうか?

 

それにひとつの答えをもたらしたのが、1957年に始めて1980年に発表されたセブン・カントリーズ・スタディとして知られる研究です。

 

世界の中から7つの国を選んで、食事と病気の関係を追求し比較した研究で、発表されてみると突出して健康な国が2つありました。それはギリシャと日本でした。

 

冠動脈性心臓病でアメリカ人が10万人当たり100人死亡する期間に、何人死亡したかを比較すると、ギリシャのクレタ島は3人、日本の九州の牛深(熊本県)は13人でした。(最悪は東フィンランドの171人)

 

ギリシャでは、循環系の障害が少ないことが明白でしたが、どのくらいの量の飽和脂肪を摂っていたかといいますと、総摂取カロリーの8%を飽和脂肪で摂っていました。肉の量は1日35gです。

 

週に1回、250gのステーキを食べればその量になりますが、毎日の料理にすると、野菜の中にホンの少し肉が入っているという感じの量なのです。

 

ギリシャの人たちの冠状動脈性心臓病による死亡率が極めて低いことから、それくらいの量ならば、飽和脂肪の害はほとんどないと考えるのが妥当でした。

 

飽和脂肪の害がなく、肉の栄養が100%生かされてくるのは、肉の摂取量が1日35gくらいまでの場合だったのです。

1960年代の食事

項 目 アメリカ ギリシャ 日本
脂肪(%エネルギー)

39

37

11

飽和脂肪(%エネルギー)

18

 8

 3

野菜(g/日)

171

191

198

果物(g/日)

233

463

 34

豆(g/日)

 1

30

91

穀類(g/日)

123

453

481

じゃがいも(g/日)

124

170

 65

肉(g/日)

273

 35

  8

魚(g/日)

  3

 39

150

卵(g/日)

40

15

29

アルコール(g/日)

 6

23

22

 

 

それにひとつの答えをもたらしたのが、1957年に始めて1980年に発表されたセブン・カントリーズ・スタディとして知られる研究です。

 

世界の中から7つの国を選んで、食事と病気の関係を追求し比較した研究で、発表されてみると突出して健康な国が2つありました。それはギリシャと日本でした。

 

冠動脈性心臓病でアメリカ人が10万人当たり100人死亡する期間に、何人死亡したかを比較すると、ギリシャのクレタ島は3人、日本の九州の牛深(熊本県)は13人でした。(最悪は東フィンランドの171人)

 

ギリシャでは、循環系の障害が少ないことが明白でしたが、どのくらいの量の飽和脂肪を摂っているいたかといいますと、総摂取カロリーの8%を飽和脂肪で摂っていました。肉の量は1日35gです。

 

週に1回、250gのステーキを食べればその量になりますが、毎日の料理にすると、野菜の中にホンの少し肉が入っているという感じの量なのです。

 

ギリシャの人たちの冠状動脈性心臓病による死亡率が極めて低いことから、それくらいの量ならば、飽和脂肪の害はほとんどないと考えるのが妥当でした。

 

飽和脂肪の害がなく、肉の栄養が100%生かされてくるのは、肉の摂取量が1日35gくらいまでの場合だったのです。


 

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