低体温とは

低体温は免疫力の低下を招く

体重や血圧をこまめに計測する人は珍しくないが、「体温」を気にする人はなかなかいない。

 

せいぜい「熱があるかな」という時に注意するぐらいで、「ちょっと低いかも」と問題意識をもつ人はほとんどいないのではないだろうか。

 

体重と血圧以上に人の健康を左右するのが「体温」なのです。

 

体温という「熱」を動力源に細胞が働き、新陳代謝が進み、免疫が高められ、人間の体は健康維持ができているのだから、自分の「平熱」を知っておくことは健康状態の把握には欠かせないのです。

 

体温は午前4時頃に最も低くなり、午後からは夕方にかけては高温を維持します。また、食後すぐは体温が上がるほか、気候にも左右されます。

 

起床時・午前・午後・夜の計4回を何日かにわたって記録し「時間帯ごとの平熱」を把握しておくとよいでしょう。

 

体温が最も低下する明け方は、青壮年の突然死、高齢者の心筋梗塞・脳卒中、熱中症などによる死亡が多いほか、自殺死亡者も最も多い時間帯なのです。

 

雪山での凍死も極端な体温の低下によるものです。

 

一方、体温が上昇するとどうなるのでしょうか?

 

38度で免疫力が活性化、42度になるとガン細胞をも死滅させてしまうのです。「体温」が人の命を左右するといっても過言ではないでしょう。

 

理想的な平熱は36.5度ですが、現代日本人の多くは36度台前半で、理想体温に届いていない。なかには35度台後半という人もいます。

 

平熱が36度に届かない方は、体質の改善に努める必要があります。

低体温の原因になる7つの悪い習慣

 

原因1:水分の取りすぎ
何事にも「過ぎたるは及ばざるが如し」。生命維持に欠かせない「水分」も同様です。「水」にはものを冷やす作用があるため、飲みすぎると体を芯から冷やしてしまいます。ペットボトル飲料や、水、緑茶、コーヒー、牛乳、ビール、水割りウイスキーなどは体を冷やす作用も強いので注意が必要です。
反対に温める作用の強いショウガ紅茶や、ビタミン・ミネラルが豊富な人参リンゴジュースなどは冷えを気にせず飲めます。

 

 

原因2: 過食
体内に入ってきた食物を代謝するためには、消化吸収器官の細胞に血液を届ける必要があります。各細胞は血液から酸素や栄養素を受け取り、代わりに老廃物を引き渡して代謝活動に邁進するのです。

 

しかし、血液には限りがあるので、消化吸収器官の細胞に供給される間、よその細胞には血液が不足しがちだ。

 

当然、血液とともに運ばれる「熱」も、血液をエネルギーとして行われる活動の際に生じる「熱」も低下します。

 

これは、過食で消化吸収器官ばかり働かせることによる弊害なのです。

 

また、過食の結果、血液中に糖分や脂肪などが増えると血液が汚れ、澱みから血行不良となります。

 

 

原因3: 偏った食生活・厳しい食事制限でのダイエット
動物は食事に含まれる糖質からエネルギーや熱をつくる代謝活動をおこない、各臓器を働かせ体温を保っています。

 

こうした代謝活動に必要不可欠なのが、「ビタミン」と「ミネラル」です。

 

偏った食生活や厳しい食事制限の結果、ビタミンやミネラルが不足すると代謝活動が正常に行われずに体温が低下します。

 

 

原因4: 過剰なストレス
人間はストレスを受けると交感神経が緊張してアドレナリンの作用が強くなります。

 

その結果、血管が収縮し血流が阻害され、手足などの末端が冷えます。

 

緊張する場面で顔色が失せたり、手足が冷たくなったりした経験はどなたもおありでしょう。

 

こうしたストレスが一時的なものなら問題はない。

 

しかし、恒常的に強いストレスにさらされ常に収縮した状態にあると、全身の血行が阻害され冷えが蓄積されるようになる。

 

さらに、流れに澱みが生じた血液は徐々に老廃物や有害物質を溜め込みます。

 

血管の収縮に加え、冷えによって体内の代謝反応が抑制された結果、残留した不燃物でますます血液が汚れます。

 

 

原因5: 塩分の過剰な制限
漢方では「塩」には体を温めて血液を浄化するさようがあると言われています。

 

「減塩ブーム」に踊らされずに、「冷えが気になり、しょっぱいものが好物な人」は「「おいしい」と思う範囲でとるようにする。

 

 

原因6: 運動不足
人間の体温の4割以上は筋肉で産生されます。

 

ひどく寒い場所で体が震えるのは、細かく筋肉を動かして熱を産生し体を冷えから守ろうとするためです。

 

交通機関の発達、家電製品の充実、エレベーターやエスカレーターの普及など、暮らしはたしかに便利になったが、その分、「筋肉を動かし発熱する貴重な機会」を失ったといえるかも知れない。

 

 

原因7: カラスの行水
入浴には疲労回復効果やリラックス効果があるが、あまり忙しいとゆっくりと湯船につかる気にならないもの。

 

毎日の入浴はシャワーでぱぱっと済ます方も多いだろう。

 

衛生的にはそれでじゅうぶんだが、湯船につかることは自宅で簡単にできる「冷え撃退法」なのです。

 

体を芯から温めながら、保冷作用のある体内の余分な水分を汗で排泄できるのです。

 

 

「低体温」の最悪の副産物は「オケツ」

体の冷えがもたらす最大の問題は、血液の汚染が進み「オケツ」となってしまうことです。

 

血液の汚れこそ万病の原因。簡単なチェックテストで、あなたの血液の汚染度を調べてみよう。
次の質問で「YES」の数はいくつありますか?

 

Q1 目の下にクマがある
Q2 赤ら顔である
Q3 手の平が赤い
Q4 目の下にクマがある
Q5 痣(あざ)ができやすい
Q6 下肢静脈瘤がある
Q7 男性→インポテンツである/女性→生理不順である
Q8 頭はおぼせているのに、下半身は冷えを感じる
Q9 腰痛や膝痛がある
Q10 鼻血、痔出血、不正出血などがある

 

血液の汚染度の自己診断チェックの見方

 

YESが2個以下---いまのところ「オケツ」の心配はない。このままの生活習慣を続けて問題はない。

 

YESが3〜5個---静かに「オケツ」が始まりつつある状態。運動不足、過食、ストレスなど「おけつ」の原因となっている生活習慣の問題点を解明しよう。

 

YESが6〜8個---血液の汚染は静かに進行中です。体調不良や病気など、不安に思うことがあるでしょう。いまなら、それほど時間がかからずに血液浄化は可能です。まずは、食生活の見直しからです。

 

YESが9個以上---血液の汚れが深刻になりつつあります。食事・運動・休息など、全面的に生活を見直し、根本的な体質改善が必要です。


 

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