「冷え」とHSPの問題

症例4 更年期障害

湯たんぽで下半身の冷えとり、気持ちも前向き H.Tさん 59歳・女性)

 

ホットフラッシュや大量の汗、動悸、イライラなどさまざまな不快症状が出る更年期障害。これらには漢方医学がとても有効ですが、体を温めるのも非常に効果的なのです。

 

「ホットフラッシュと汗がひどくて、とにかく憂うつで、、」と相談に見えたのがHさん。話してるうちにも汗が流れてきてしきりにハンカチでぬぐい「ホラ、先生!見て、すごいでしょう?」と言います。たしかにさほど暑くもない部屋にいるのに、顔にはびっしょりの汗をかいています。
「でも、足は冷たいでしょう?」と質問すると「そうなんです汗はいおおあいかくのに、足が冷たいんです」

 

更年期障害に悩んでいる方は、基本的に下半身が冷えていることが多いので、この女性にも冷え改善に効果的な湯たんぽをおすすめしました。

 

更年期障害の症状がつらくて婦人科を受診すると、8〜9割の人がホルモン補充療法をすすめられるようです。ホルモン補充療法は更年期障害の各症状を抑えるのに非常に効果がありますが、乳がんや子宮がんのリスクが高まるので、ほとんどの方がこの療法を受けたがりません。
相談に来たHさんもそうでした。「ホットフラッシュはイヤだけど、ホルモン補充療法もイヤ。どうすればいいでしょう」
彼女と同じような気持ちの女性はたくさんいらっしゃると思います。そういう方は是非体を温めて見てください。

 

Hさんはアドバイスのとおり、テレビを見るとき、本を読むとき、趣味の手芸をするときなど、家にいるときは必ず湯たんぽをお腹や腰にあてるようにしたり、頻繁に足湯をしたそうです。そうしたら1ヶ月もしないうちに、ひどかった汗もホットフラッシュもほとんど出なくなったそうです。

 

翌月には「湯たんぽで温めて、ホットフラッシュや汗が出なくなったら、気分も180度違って、外出や旅行も楽しめるゆになった」と大喜び。

 

温めるだけでいいんだったら、もっと早くから始めればよかった。湯たんぽは周りの友達にもすすめて、喜ばれています」と明るく話してくれました。

 

更年期障害のホットフラッシュは交感神経が優位になって頭に血が上っている状態です。ですから、ぬるめのお風呂にじっくりつかるなど心身をリラックスさせて、副交感神経を優位にし、気持ちを落ち着かせてあげるのは大変よい方法なのです。

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