温めることで治癒力は回復する

症例3 不妊症

3ヶ月に一度しか生理がなかったのに、自然妊娠できた  A.kさん 38歳・女性

 

冷えが原因なのか、トラブルの結果として体が冷えてしまったのか、どちらが先かはわからないのですが、不妊症、うつ病、がんで相談にく来る患者さんは間違いなくみなさん体が冷えています。

 

「赤ちゃんがほしいんです」と相談に来たAさんは背も高く、がっしりした体格で見た目にはとても健康そうで、顔色もとてもよく、外見からは体に悩みを抱えているようには見えません。しかし本人は「冷え性です」というのです。

 

Aさんも子供が欲しいと思って初めて、体の冷えを何とかしなければと思ったようです。
「ずっと生理の間隔がおかしいのが当たり前みたいになったしまっているけれど、結婚もしたし、年齢も年齢なんでできるだけ早く妊娠したいんです」と言います。

 

「ちなみに、前回生理がきたのはいつですか?」と聞くと
「うーん、3ヶ月ぐらい前かな」という答えでした。

 

女性は年齢が高くなればなるほど妊娠しにくくなります。Aさんは38歳ですから、すでに専門施設で不妊治療を始めるという選択肢もありました。

 

まずは湯たんぽ、お風呂、薄着をせず温かい服装にするなど「体を温めるためにできることはなんでもやってください」と話して、合わせて漢方薬も処方しました。

 

Aさんが次にクリニックに来たのは、初診から2ヶ月後でした。そして何と彼女は「先生、妊娠しました」というのです。「えっ、本当ですか?」と聞き返してしまいました。

 

もちろん特別な不妊治療は受けていません。前回の受診後に生活を見直して、体を温めるようにしただけで自然に赤ちゃんを授かったというのです。

 

不妊症で相談に来る患者さんには必ず「体を温めて」といいます。お腹を温めれば体内酵素も活性化されて子宮、卵巣など生殖機能が正常に働き、妊娠する可能性が高まるのです。また、流産を繰り返す人も、やはりお腹を温めると流産しにくくなります。

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