温めることで治癒力は回復する

症例6 男性不妊

体を温めたら、精子の数が増えた  K・Sさん 36歳・男性

 

少し前まで不妊症というと、女性に特有のトラブルのように思われがちでしたが、不妊で悩むカップルの半数ぐらいは男性側にも原因があることがわかってきました。

 

実際、最近は夫婦で不妊治療の相談に行くというケースの増えています。私のクリニックに不妊症で相談に来られた女性の患者さんは「ご主人にも問題がないか、いっしょに調べたほうがいいですよ」とアドバイスするようにしています。

 

男性の不妊の原因にも精子の異常、精子の通行障害、性交障害などいろいろありますが、たとえば、精子の数が少ない、精子の運動率が悪いといった精子そのもののトラブルは体の冷えをなくすことで改善させることができます。

 

「不妊症で悩んでいる」と相談に来られた30代のご夫婦は、二人共とてもスリムな体型のカップルでした。話を聞くと、お二人とも冷えがありましたが、「冷たい飲み物が好き」「アイスクリームが好き」「食べ過ぎたり、ちょっとしたことでおなかをこわしやすい」など、特にご主人の方に冷えが強いようでした。

 

また、不妊症専門クリニックで受けた検査では、「女性には不妊につながるような異常はとくに見られない。男性の精子の数がやや少ないようだ」という結果だったといいいます.

 

そこで、まず漢方薬を処方する前にお二人に湯たんぽ、ぬるめのお風呂にじっくり入るなど、体を温めるようにしてもらい、冷たいもの好きのご主人には、冷たいものをひかえてなるべく温かいものを摂るようにと、細かく生活習慣の改善をお願いしました。

 

私はいつも患者さんに「病気は自分が作り出すものだから、自分で努力して治そうとしなければダメです。病院に来れば直してもらえると医者に頼りきっても、うまくいきませんよ」と話しています。

 

いくら冷えを取り除くよい漢方薬を処方しても、冷たいものをがぶ飲みしたり、薄着をしたり、体を冷やす生活をしていたら意味がありません。ですから、このご夫婦にも、漢方薬を処方する前に日常生活から原因を除いて体温を上げ、酵素をしっかりと働く体に整えてほしいとお願いしたのです。

 

体を冷やさない生活のコツを実践してもらい、しばらくしてから再度ご主人の精子を調べてみたら、以前よりも精子のかずがアップ。運動率もよくなっていたそうです。体を温めることで生殖器官への血流がよくなり、その結果、酵素もきちんと働き精子を作る機能などがアップしたのでしょう。このご夫婦は初診から約1年後、めでたく自然妊娠されました。

 

体を温めて本来の健康な状態にもどづことができれば、、医学的な治療をしなくても自然と妊娠する例は決して少なくありません。同じような悩みを持つ方は、是非体を温める生活をして欲しいと思います。

 

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