鼻で息を吸い、口で吐く

体にいい呼吸法

中国では早朝、街角や公園などで人が集まり、三々五々、太極拳をやっている光景をよく目にします。

 

スローモーション映像を見ているようなゆるやかな体の動き、これで健康にいいのだろうかと思ってしまいますが、太極拳や気功では、筋肉を鍛える動きをしながら深い呼吸を繰り返し、大気の気を取り入れることに重きをおいているのです。インド発祥のヨガも呼吸法を大事にしています。

 

最近では日本でも、太極拳やヨガなどで行なう封式呼吸が健康によいことが知られるようになり、呼吸法に関心をもつ人が増えています。

 

呼吸器官である肺には筋肉がないため、呼吸には肋骨(ろっこつ)を大きく広げて行う方法と横隔膜を動かして肺を動かし、息を吸ったり吐いたりする方法のどちらかで呼吸しています。

 

肋骨を動かすのが胸式呼吸で、ラジオ体操の深呼吸はその典型です。
横隔膜を動かす腹式呼吸は腹筋はじめ全身の筋肉を刺激するので、健康によいさまざまな効果があります。

 

正しい腹式呼吸を行うとすぐ手のひらが赤くなり、体がポカポカしてきます。血行が盛んになった証拠です。
腹式呼吸は胸式呼吸の3倍以上の酸素を取り込むことが出来る、とも言われ、軽いだるさや肩コリなども解消し、ストレスが溶けるようになくなっていくことも実感できます。

 

まず、「息をゆっくり吐ききる」

腹式呼吸は「鼻で息を吸い、口で吐く」ことが基本です。

 

「呼吸」という文字どおり、呼気、すなわち吐くことから始めます。
まず、口を開いて「ハー」と息を吐き始め、次第に口をつぼめながら「フーッ」と肺の中の空気をすっかり出し切るまでゆっくり息を吐きます。息を吐くにつれて、お腹がへこんできます。吐ききったら、一秒ほど、息を止めます。

 

次に、鼻から空気を吸います。この時もゆっくりと行います。
吸った空気を丹田あたりに溜め込むような意識を持ちましょう。
丹田とは、おへそと肛門を結んだ線の中点のところで、漢方ではここに意識を集中すると活力が湧いてくると考えられています。

 

これ以上吸い込めないというところまで吸ったら、再びゆっくりと息を吐きます。
吐く時間は、吸う時間の倍以上かけるようにしてください。慣れないうちは、頭のなかでゆっくり1〜10まで数えるながら吐いていくと良いでしょう。

 

腹式呼吸は気がついたときに一日3回程度、一回5分程度を目安に行なうくらいで十分です。

 

ほかに、イライラが収まらないときや、落ち着きを取り戻したいときなどにも行なうと、すぐ気持ちが鎮まってくるはずです。

 

腹式呼吸はリラックスとフレッシュ効果のほか、むくみや肩こり、冷え性などの改善効果もあるといわれています。


 

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