キレーション

キレーション

有害金属を体の「外に出す」ということ

 

産業革命以後、文明・文化は急速に進歩しましたが、以後の近代文明・文化は石炭、石油などの
化石燃料に支えられたものになりました。

 

化石燃料が燃焼した時の煙には、水銀、カドミウムなどの金属が含まれています。これらが大気中に振りまかれ、深刻な大気汚染を招いてしまったのです。カドミウムは雨を通して土壌汚染を引き起こしています。汚染した環境に住んでいる以上、人も否応なしに、これらの有害物質の害に悩むことになります。

 

水銀、カドミウムに鉛、ヒ素を四大有害金属といいます。
この4つの金属は普段の生活でいちばん接触する機会が多いことから、どうしても影響を受けやすいのです。

 

呼吸を通じて取り入れたり、雨を通じて土壌や河川、海を汚染するので野菜や果物、魚介類にも有害金属が蓄積され、それを食べる人の体内にも有害金属がたまっていきます。

 

1950年代、環境意識が乏しかった時代とはいえ、沿岸の化学工場から有害金属が熊本県の水俣湾に流れ込み、その海の魚を食べた人たちが脳や神経系を冒され重篤な症状をもたらしました。水俣病の悲劇な公害事件です。

 

もちろん、大気中や土壌中の有害金属量は水俣病のような高濃度ではありませんが、体内では同じような変化がじわじわと進んでいると想像してみてください。有害金属の害の恐ろしさがわかるはずです。

 

有害金属が体内に増えると、疲れやすい、めまい、冷え性、やせにくい、ストレス、不眠、肩コリ、記憶力低下、高血圧、免疫力低下、関節炎などの症状がおこります。

 

水銀、鉛、カドミウムなどは神経毒として知られ、視神経障害や末梢神経障害を起こす可能性があります。

キレーション治療とは

キレーションは、これら体内に存在してほしくない金属を、腎臓から体外に排出させる治療法です。
1950年代中頃からアメリカで始められました。

 

はじめは鉛中毒患者の治療法として、次に、心臓疾患や動脈硬化治療への応用として行われるようになり、1970年代には治療法として確立されました。

 

キレーション治療の効果を示す臨床データをまとめた論文も多数発表されるようになっています。

 

ちなみに、キレーションとは、ギリシャ語のカニのハサミを意味する「キール」に由来する言葉です。

 

有害金属の害は年齢とともにひどくなっていく傾向が見られます。40歳にさしかかるころから、体内の金属量をチェックして、必要に応じて治療を受けるのがいいようです。

 

キレーション治療の内容は、キレート剤をビタミンやミネラルとともに点滴します。通常、週に1〜2回程度、数ヶ月かけてゆっくり治療を進めていきます。

キレーション治療の効果

キレーション治療のおもな効果としては、

 

血管年齢が若返る
目がよく見えるようになる。
脳梗塞や心臓疾患を予防する、発作を起こした人は再発を防ぐ。
ガンを予防する。

 

などが挙げられ、際立った効果を示しています。

 

キレーション治療は患者に合わせて投与方法などを加減することなどの知識が求められます。
アメリカでは一定の研修を受けたのち、試験を行い、キレーション治療の認定資格を交付しています。

 

日本ではまだ、この資格を持っている医師は少ないのです。
危険や副作用が心配される治療法ではありませんが、認定資格をもっている医師を選んだ方がいいでしょう。


 

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